トウ様の共育日記

今朝は小学校での読み語り（読み聞かせ）の後で市民図書館へ行きました。
（仕事は午前中お休みです）
蒲原タツエさんの昔話を聞くことができたのです。

嬉野市塩田町在住の蒲原タツエさんは現在９３歳。
昔話の語り部で、約８５０もの物語を覚えているとのこと。
その記憶力には驚かされます。
今では直接お話が聞ける機会はめったにありません。

今回は「はな」の小学校の校長先生が、蒲原さんと同郷で知り合いということで計画されたそうです。
朝の読み語りのメンバーだけでなく、他の学校の読み聞かせグループからも参加されていました。

約１時間半の間に、７つのお話を語られました。
「うなぎの蒲焼き」、「明けの鐘と暮れの鐘」、「お引っ越し」などです。
テンポよく、生き生きとした声で語られる昔話は、とても聞き心地が良かったです。
お話の内容も面白くて、落語のようなオチがあり、思わず笑ったりしました。
一部方言が分からなかったところもありましたが、そこは語りの雰囲気で理解できたと思います。

私は今でも自分の娘や、小学校の子ども達に読み語り（読み聞かせ）をしています。
これまで読み語りの技術を磨くことがなかなかできませんでしたが、今日はとても勉強になりました。
伊万里市が推進する「家読（うちどく）」活動にも役立てられそうです。

これからは語る方も聞く方も楽しめるような、読み語りができるようになりたいですね。